こんにちは、takaです!
練習用シューズとして評価の高かったADIZERO JAPANシリーズの新作、ADIZERO JAPAN9が発売されました。
JAPANシリーズは今まで履いてこなかったのですが、今回アッパーやミッドソールがアップデートされ、トレーニング用として非常に気になるシューズとなりました。
今回、実際に購入して履いてみた感想等をレビューしていきます。
この記事を読むと分かること
- アディゼロジャパン9ってどんなシューズ?
- サイズ感、履き心地は?
- どんな人におすすめ?
基本情報
- 重量:26.0㎝ 166g(実測)
- ミッドソールドロップ:7㎜(20mm/27mm)
- アッパー:LIGHT LOCK
- ミッドソール:LIGHT STRIKE PRO、DOG BORN(ナイロンプレート・中足部のみ)
- アウトソール:LIGHT TRAXION、コンチネンタルラバー
- 定価:17,600円(税込み)
実際に履いてみた
サイズ感
takaは足長約25㎝で、ランニングシューズは26㎝を履くことが多いです。
ADIZERO JAPAN9は26㎝を着用しており、サイズはピッタリです。
同じアディダスだと、アディオスプロ3は25.5㎝、アディゼロEVO SLは26㎝を履いています。
足当たりの良いアッパー
アッパーはLIGHT LOCKを使用しており、この生地がかなり良いです。
薄くて軽量なのはもちろん、なめらかな肌触りで足にストレスを感じません。アディダスのシューズはアッパーが硬くて靴擦れする人も多いと思いますが、このアッパーだと靴擦れの心配はかなり解消されそうです。実物を見ないと伝わりづらいかと思いますが、伸縮性もあって、まるで薄い革製品のような質感です。
ただ、一点心配なのは耐久性です。これだけ薄くて足当たりの良い素材なので、破れ等は心配です。つま先部などは内側に補強がされていますが、これでどこまで耐えてくれるかは、実際に履きこんでみてからじゃないと分からないですね。
やわらかめの履き口
履き口周りも、アッパー同様にやわらかい作りになっています。
硬いヒールカウンターのような素材も使われていないので、こちらも足当たりは非常に良いです。
アウトソールのグリップはまずまず。
アウトソールは軽量化のためか、LIGHT TRAXIONという新素材が使用されており、蹴りだし時に力を発揮するため、拇趾裏だけ部分的にコンチネンタルラバーが使用されています。
乾いた路面でしか履いていませんが、実際に走ってみた感じ、全体的なグリップ性は特に問題なさそうでした。ただ、拇趾裏だけコンチネンタルラバーを使用している効果は、正直あまり感じませんでした。
耐久性、グリップに定評のあるコンチネンタルラバーが一部しか使用されていないということで、こちらも耐久性が心配ですが、これも履きこんでみないと分からないですね。
接地感のある薄底LIGHT STRIK PRO
ミッドソール全面に使用されているLIGHT STRIK PROは、ADIOS PRO3などで使用されているものよりやわらかくなっているそうです。
履いた感じ、確かにやわらかい印象を受けました。特に前足部は、アッパーの伸縮性も伴って、足の動きに追従してしっかり曲がります。ただ柔らかくて足底の動きに沿って動くだけでなく、中足部のDOG BORNのおかげなのか、接地時の足底の捻じれるような動きはしっかりとカバーしてくれる印象です。
履いた時は非常にやわらかさを感じましたが、走ってみるとLIGHT STRIK PRO特有の、接地後にパンっと早めに反発が返ってくる感覚があります。ただ、薄底のためそこまで反発は強くなく、どんどんスピードが出るといった感じではないです。
このLIGHT STRIK PROの厚み、反発、クッション性が絶妙で、接地感もしっかり感じながら、足底の負荷も多少吸収してくれる感じがしました。
ショートインターバル、ジョグで履いてみた
アディゼロジャパン9を、12㎞ジョグ、100m流し、400mインターバル走でそれぞれ実際に履いてみました。
走ってみた感覚として、このシューズは、スピードの助力をくれるのではなく、自分が出すスピードにシューズが合わせてくれるような感じがしました。
超軽量でミッドソール全面にLIGHT STRIK PROを使用しているため、もちろんスピードは出ます。しかし、厚底カーボンシューズのように、反発で勝手にストライド、スピードがどんどん上がっていくという感覚はあまりありません。
軽くて接地感のあるシューズなので、ピッチやストライドをコントロールしやすく、スピードを上げようとした際に、シューズがその邪魔をしないで足に合わせてくれるような感覚です。
NIKE ストリークフライとの違い
同じような薄底、高反発素材を使用したシューズとして、NIKE ストリークフライがあります。
どちらも中~薄底で、スピード練習や短い距離のレースなどでの使用が推奨されているシューズです。
どちらも履いてみた感覚としては、アディゼロジャパン9はストリークフライに比べて、よりトレーニング向きのシューズだなといった印象です。
ストリークフライの方がミッドソールの反発で推進力があり、スピードは出やすいです。レースや、1000m以上のインターバル走で、後半できるだけペースを落としたくない練習などでは、ストリークフライの方が向いていると思います。
流しや200m~400m程度のショートインターバル走、接地感を大事にしたい方や、足を鍛えたい方はアディゼロジャパン9がおすすめです。
こんな人におすすめ!
スピード練習用のシューズを探している
このシューズの用途としては、ショートインターバルやレペティションなどのスピードトレーニングに向いていると思います。
何より軽量で足が回しやすく、シューズによる助力がそこまで強くないので、自分でスピードをコントロールしやすいです。
こういったシューズでスピードを出せるようになれば、厚底カーボンシューズを履いた際に、さらに助力をもらって走ることができると思います。
接地感のあるシューズを探している
より効率の良いフォームを身に着けるために、足のどこで接地をしてどのように蹴りだしているのか、足底の感覚も大事になってきます。
そういったフォーム、接地感を意識した練習で、このような薄底で接地感の良いシューズは重宝すると思います。
また、LIGHT STRIK PROというクッション性にも優れたミッドソールを使用しているため、硬い路面での練習でも、接地感を感じつつ、足底のダメージもある程度カバーしてくれるシューズだと思います。
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