こんにちは、takaです。
NIKEが誇るZOOM Xフォームをふんだんに使用した最軽量シューズである、ナイキストリークフライ
公式では5~10㎞のレース用、トラック練習用という位置づけで発売していますが、実際にはどうでしょうか?
今回はナイキ ズームXストリークフライについて、実際に使用してみての感想等をレビューしていきます。
この記事を読むと分かること
- ストリークフライってどんなシューズ?
- ストリークフライの良い点、悪い点
- どんな人、用途でおすすめ?
基本情報
- NIKE史上最軽量のレースシューズ
- 5㎞、10㎞のレース、スピード練習を想定
- フルレングスのZoomXミッドソールによる軽量で高反発なクッショニング
- 超薄型のニットアッパーで軽量ながら優れたサポート性
- 定価20,350円(税込)
サイズ感
takaは足長25㎝で、ストリークフライは26.0を履いています。
ペガサス40は26.0㎝、アディオスプロ3は25.5㎝です。
つま先はややゆとりを感じますが、左右非対称のアッパーのシュータン部分が中足部にぴったりとフィットし、走行時のブレを感じにくいです。
何十㎞と走るようなシューズじゃないので、このフィット感が丁度良いですね。
ストリークフライの良い点
とにかく軽い!
NIKE史上最軽量のレースシューズということで、かなり軽いです。
26.0で約160g程度の重さとなっています。
また、ただ軽いだけでなく、後述するようにしっかりとクッション性、反発性も備わっています。
ZoomXによるやわらかな走行感
ストリークフライの一番の特徴は、なんといってもソール全面に使用されているZoomXですね。
初めて履いた感想は、グニャグニャでちょっと不安定だなーって感じです。笑
ただ、ソール自体は厚底ではないので、実際走ってみると割と安定感があります。
やわらかいZoomXで接地の衝撃をうまく吸収し、しっかりと反発をもらえますが、カーボンシューズにあるような走らされている感覚とはまた違います。
自分の足の力を使って最大限にスピードを出しているような感覚です。
キロ3分台以上のスピードを出していくと、ポンポン跳ねるような感覚で気持ちよくスピードが出せます。
足に張り付いているかのようなアッパーのフィット感
超薄型のニットアッパーを使用しており、足の甲にぴったりと張り付くようなフィット感です。
伸縮性が高いわけではありませんが、薄型で軽量かつ丈夫な生地、左右非対称のシュータン設計により、フィット感はかなり高いです。
足との一体感が高く、走行時のストレスはほぼ感じないです。
ストリークフライの悪い点
レースではカーボンシューズの方がスピードが出そう
NIKE史上最軽量のレースシューズとなっていますが、レースでタイムを縮めるという目的だと、ヴェイパーフライなどのカーボンシューズの方が良いんじゃないでしょうか。
takaのイメージでは、ヴェイパーフライは自分の持っている走力以上の力を引き出すシューズ。ストリークフライは、自分の持っている走力を最大限に引き出すシューズという感じです。
速く走るにはヴェイパーフライですが、それだけ体への負担は大きいはずなので、練習等ではストリークフライのようなシューズが良いんじゃないでしょうか。
靴紐がつるつるで心配
takaが購入したストリークフライは、靴紐がツルツルの素材で、これが結構ほどけやすい・・・
そのため、履くときには二重で結んでいます。二重で結べば、今のところほどけることはありません。
※追加された新しいカラーのストリークフライは、靴紐がヴェイパーフライのようにギザギザでほどけにくそうな素材に変更されているので、購入する方はそちらをお勧めします。
耐久性が低そう
takaはストリークフライでまだそこまで走りこんでいないので、あまり実感はありませんが、他のレビューでは、ソールの減りが早いと感じている方も多いです。
ZoomXを使用しているとどうしても耐久性は落ちると思うので、うまく履き分ける必要がありそうですね。
※実際に履きこんでからの耐久性は後述します。
こんな時におすすめ
トラック、アスファルトでのレペティショントレーニング、インターバル走
レースではカーボンシューズの方がスピードを出せると思いますが、練習で足を鍛える、怪我を予防するといったことを考慮すると、ストリークフライのようなシューズがピッタリかなと思います。厚底シューズと比べると接地感を感じやすく、薄底シューズと比べると、ZoomXを使用していることによりクッション性も十分です。
takaは週一回のレペティションまたはインターバル走で使用しています。理想としてはこのようなスピード練習はトラックで行いたいのですが、仕事終わりに行ける練習場がないため、公園のアスファルトで実施しています。
以前はナイキ フライニットレーサーを履いていましたが、やはりアスファルトだと足の負担が大きかったです。ストリークフライはクッション性もあるため、スピードを出しつつ、足の衝撃も十分に緩和してくれています。
僕のようにトラックでスピード練習ができない市民ランナーの方にも、とてもおすすめな一足です。
カーボンシューズが苦手な方のレース用
カーボンシューズが苦手な方は、レースに使用するのも良いかなと思います。
反発性はありますが、カーボンシューズのように走らされている感覚はそこまで感じないので、自分でペースを調整しやすいです。
耐久性・半年間使用してみて
2023年の8月に購入して、半年ちょっと履き続けています。
使用状況は、週に1回アスファルト上でインターバル走やレペティショントレーニングで使用しています。
購入してからのトータル走行距離は約150~200㎞程度です。
アッパー
全体を上から見た感じでは、あまりダメージを感じません。
つま先のアッパー部も破れ等はなく、生地感も購入時とあまり変わらないです。
アウトソール
アウトソールの全体です。土汚れで分かりにくいですが、全体的にソールのすり減りはあります。
特につま先と踵外側のラバー部は他の箇所と比べるとすり減りが目立ちます。
ただ、完全にすり減ってミッドソールのズームXが露出するほどではなく、ラバーの凹凸も多少残っています。
購入時に心配していた土踏まず~中足部のズームXが露出している部分も、思っていたよりすり減っていないな~という印象です。
ミッドソール
見た目で一番気になるのはサイドから見たミッドソールかなと思います。
荷重によって皺が入り、ペイントされている部分はひび割れのようになっています。
履き心地
見た目に関しては、ミッドソール、アウトソールにかけてダメージが目立つ部分はありますが、履き心地、クッション性はあまり劣化を感じません。
むしろシューズ全体がやわらかくなって、今が一番履きやすいなという感覚です。
寿命の目安
他のサイトやスポーツ用品店では、ストリークフライの寿命は約500㎞と言われています。
takaの使用用途、現在の状態からすると、走行距離500㎞までは持たないかなという印象です。
理由としては、アッパーの耐久性は良いですが、やはりアウトソールのすり減りやズームXのすり減り、つぶれが早いんじゃないかと感じるからです。
500㎞履けることは履けると思いますが、ソールのすり減りでランニングフォームに影響が出てきそうな気がします。
これには、takaが使用するのはアスファルトでのスピード練習がほとんどだということも影響していると思います。
トラックや芝生等で練習できる方は、もっとシューズのダメージが少ないんじゃないでしょうか。
結論
レースよりもスピード練習で重宝しそう
レース用というよりも、スピード練習で使用していくという人が多いんじゃないかと思います。
特にtakaのような市民ランナーだと、トラック練習等もほとんどできないため、アスファルトでも足の負担を減らし、スピードを出せるシューズというのは魅力的です。
また、週1~2回のスピード練習って気分が乗らない時もありますよね。
そんな時にスピード練習専用のストリークフライを履くと、特別感があるのでモチベーションを下げずに練習に取り組みやすいです。
うまく履き分けできれば耐久性は問題なし!
現在の週一回のスピード練習での着用であれば、1年~1年半は問題なく履けそうです。
耐久性が低いシューズでも用途を絞って履けば、期間的には十分値段相応の価値のあるシューズだと思います。
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