こんにちは、takaです。
以前から気になっていたアルトラというブランドと、そのシューズ。
今回はアルトラ TIMP4について、実際に使用してみた感想をレビューしていきます。
この記事を読むと分かること
- アルトラTIMP4はどんなシューズ?
- アルトラTIMP4の用途は?
- どんな人におすすめ?
基本情報
- 重量308g(27.5㎝)
- ミッドソールは高い衝撃吸収性をもつALTRA EGO MAX™を採用
- アウトソールは粘り気のあるグリップ性が好評のMaxTracを採用
- アッパーは全く新しいメッシュ構造を採用し、最高の快適性を発揮
- 雨水などシューズ内に入った水分がインソールの下に入り、ミッドソールから抜ける設計
- コンセプトは「どんなトレイルでも。どんなダートでも。どんな地形にも。」
- 定価20,900円(税込み)
実際に履いてみた
サイズ感
足長実寸25㎝で、サイズ26.0を履いています。アッパーのメッシュはやや硬めの素材ですが、履いてみると硬さは気になりません。むしろしっかりホールドしてくれる安心感があります。
踵部は肌触りの良い素材で、アキレス腱を包むようにクッションがついており、やわらかい履き心地ながら、しっかりとしたホールド感があります。
また、踵部にはしっかりしたプルタブがついており、指をひっかけやすく、とても着脱しやすい作りになっています。
ゼロドロップでストレスが少ない
TIMP4はゼロドロップのシューズとなっています。
ゼロドロップとは、踵とつま先が同じ高さの構造です。一般的なランニングシューズは、スムーズな体重移動を促すため、踵よりもつま先が低く作られています。ランニング時に前方への推進力を得られますが、自然な立位姿勢では体が前傾してしまうため、体を垂直に保とうとすると足の筋肉に余計なストレスを与えてしまうと言われています。
一般的なランニングシューズ(特にレース用のカーボンシューズ等)は、履いた状態で少しつま先に重心を移動するだけでも自然と足が前へ出るため、シューズに走らされている感覚があります。もちろん、スピードを出すためにはこういったシューズが向いていると思いますが、長い距離をゆっくり走るような練習では、足に余計なストレスを与えて、疲労や怪我に繋がる可能性もあります。TIMP4のようなゼロドロップのシューズは、素足に近い姿勢でのランニングになるため、体への負担が最小限に抑えられます。
実際に履いてみると、たしかに、立っている姿勢でのストレスが少ない感覚があります。ランニング時は、良い意味で自分の足の力だけで走っているような感覚ですが、ソールが厚めでクッション性もあるため、足を守ってくれている安心感も感じました。
モチモチとしたクッション性
ミッドソールはALTRA EGO MAX™を採用しています。走った感覚としては、ソールの厚みもあってクッション性が高いなという印象です。接地時に少し沈み込んで、遅れて反発が来る感覚で、個人的にはモチモチとしてクセになる走行感でした。
つま先が快適
アルトラのシューズは「フットシェイプデザイン」という、つま先部分が幅広の設計になっています。これにより、足趾まで自由に使うことができ、足裏全体で着地時の衝撃を受け止めてくれます。また、長距離を走って足がむくんできても、つま先部分にゆとりがあるため、つま先の当たりが気になりませんでした。
ロードでもトレイルでも対応できるソール
アウトソールにはMaxTracを採用しています。基本情報にもあるように、トレイルからロードまで、幅広い地形に対応しています。トレイルランニング用のシューズでロードを走ると、アウトソールの硬さや、ラグが引っ掛かる感じがありますが、TIMP4ではほぼほぼ気になりません。濡れた岩場などは試したことはありませんが、多少ぬかるんでいる林道などは、グリップも問題なく走ることができました。
優れた排水性、通気性
インソールの下からソールの両サイドに繋がる「ドレインホール」という機構で、雨水などシューズの内側に入った水をシューズの外に排出できるようになっています。
シューズ自体は防水ではありませんが、このドレインホールにより、シューズが濡れても水がたまらず、快適に走行できます。
使用用途は?
TIMP4は本来の用途であるトレイルランニングはもちろん、その他にも多くの場面で使用できます。僕個人としては、不整地でのランニング、雨の日のランニング、気分を変えたいときのジョグ・ロングジョグ(ロード)等で使用することをお勧めします。
不整地、雨の日のランニングに向いていることは、この記事を読んでいると分かると思いますが、ロードでのジョグにおすすめな理由ももちろんあります。
ランニングの怪我予防として、シューズを履き分けることは効果的だと言われています。同じシューズでばかりで走っていると、同じ部位に繰り返し負担が蓄積します。シューズを履き分けて足の負担を分散させることで、怪我の予防に繋がります。
TIMP4のようなゼロドロップのシューズは、一般的なランニングシューズとはまた違った走行感になるため、怪我予防の履き分けにとても向いていると思います。
1足持っていると心強い
TIMP4はトレイルを走らない方でも、幅広い人におすすめできるシューズです。
1足持っておけば、トレイル用、雨の日用はもちろん、普段のジョグの履き分け用としても使用でき、持っていると心強いシューズです。
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