この記事を読むと分かること
- Nnormalってどんなブランド?
- Tomir2.0のサイズ感は?
- Tomir2.0ってどんなシューズ?
- どんな人におすすめ?
Nnormalのクッション性、耐久性、保護性能を高めたシューズ
NNormalとは、山岳スポーツのスーパースター、キリアン・ジョルネ(Kilian Jornet)が2022年にスペインのCamperと立ち上げたブランドです。
・地球環境へのインパクトを最小限に
・耐久性のある製品で、長く使うことを大切に
・シンプルで機能的なデザイン
これら3つがブランドのコンセプトです。
Tomir2.0は「より強く、より長く、より高いクッション性を求めて」開発されたシューズです。
Tomir1.0との違い どこがアップデートされた?
一番の変更点はミッドソールです。
1.0では「EVAフォーム」であるのに対し、2.0は「EExpure」が使用されています。これはKjeragのミッドソールと同じで、低密度のフォームなので軽量かつ反発力が高い素材です。また、ロッカー形状も改良されているそうです。
そのほかにも、
・アッパーとミッドソールを縫い合わせを「360° Stitch」に変更
・アッパーのつま先部にしっかりした樹脂製のトゥガードを追加
・ガゼットタン部分をメッシュに変更し、通気性アップ
・ほどけにくい形状のシューレースに変更
・つま先部のラグを低くし、引っ掛かりを軽減
これらの細かい点がアップデートされています。
価格は1.0の27,500円から、2.0は33,000円と高額になっています。
実際に履いてみた
サイズ感
takaは足長約25㎝、足幅は普通サイズで、普段は26㎝のシューズを履いているのですが、
Tomir2.0はハーフサイズ下げて25.5㎝(UK7.5)を履いています。
ただ、サイズ感としては正直失敗したかなーと思っています。
つま先の長さや中足部のフィット感は問題ないのですが、左足の小指が当たって違和感があります。
原因としては、
・つま先から中足部にかけてスリムな形状になっている
・アッパーやつま先部の保護素材が硬い
これらが考えられます。
履きこんでいくとアッパーが馴染んでくるというレビューもあったため、ある程度馴染むと解消されるのかもしれませんが、正直、通常通り26㎝も試してみれば良かったなと思っています。

ミッドソールは硬めで安定感あり
ミッドソールのEExpureはクッション性、反発性に優れた素材とのことですが、ロードシューズに慣れたtakaにとっては、そこまで高いクッション性と反発は感じませんでした。
硬めの接地感で、あまり沈み込まないので安定性は高いです。
速いスピードで走るよりは、不整地や長い距離を走ることに向いているミッドーソールだと感じました。

グリップ抜群のVibram Litebase Traction Lug
アウトソールには前面にVibram Megagurip Litebase Traction Lugが使用されています。
非常に粘りのあるアウトソールで、5㎜のラグが地面をしっかりと捉えるため、大体の路面には安心して対応できると思います。ただ、ロードなどの硬い路面では、ラグの硬さ、引っ掛かりがあるため注意が必要です。

メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・耐久性が高い ・安定感のあるミッドソール ・アウトソールのグリップ性能が高い ・デザインがかっこいい | ・アッパーがやや硬め ・サイズ選びが難しい ・値段が高い |
おすすめする人・しない人
おすすめする人 | おすすめしない人 |
---|---|
・滑りにくいシューズが欲しい ・ロングのレースに参加する ・良いものを長く使いたい | ・トレイルシューズに安定感を求める人・ロードでも履くことが多い ・ショートレースばかり走る ・シューズは消耗品のため価格を抑えたい | ・トレイルでも跳ねてスピードを出したい
他のシューズとの比較
Nnormal Kjerag | Nnormal Tomir2.0 | Topo MTNレーサー2 | |
---|---|---|---|
重さ(実測) | 204g | 267g | 268g |
ミッドソール | EExpure | EExpure | Zip Form |
アウトソール | Vibram Litebase Vibram Megagrip 3.5㎜ラグ | Vibram Litebase Vibram Traction Lug 5㎜ラグ | Vibram Megagrip |
アッパー | MATRYX EVO ジャガードメッシュ | モノフィラメントポリエステル TPE | シングルレイヤーの メッシュアッパー |
スタックハイト | フォア17.5㎜ ヒール23.5㎜ (6㎜ドロップ) | フォア25㎜ ヒール33㎜ (8㎜ドロップ) | フォア25㎜ ヒール30㎜ (5㎜ドロップ) |
サイズ感 | ハーフサイズ大きめ 横幅やや狭め | ハーフサイズ大きめ つま先やや狭め | 通常サイズ つま先ゆとりあり |
価格(税込み) | 35,200円 | 33,000円 | 24,200円 セールあり |

口コミ・評判
NNormalシューズは表記より0.5cm大きいと感じる方が多いです。
NNormal / Tomir 02 (Black) | 道がまっすぐ
ご試着いただいた方が安心ですが、普段26cmを履いている方は、UK7.5/JP25.5cm選ぶ方が多いので参考にしてください。
ソールのラグが高く、かつラグ同士の間隔が広いので、水・泥抜けがとても良い。ズルズルドロドロのトレイルでもしっかり地面をつかんでくれるので滑りません。
NNormal Japanアンバサダーによるアイテムレビュー&サイズガイド 日本
数回走るとアッパーが柔らかくなり、より良いロックダウンを得ることができます。完璧ではないかもしれませんが、当初よりはずっと良くなりました。
Nnormal Tomir 2.0 : r/AskRunningShoeGeeks
購入方法
Tomir2.0はできれば試し履きをしての購入がおすすめですが、取り扱いのある店舗が少ないため、店舗での購入が難しい方も多いでしょう。
そんな方は、Nnormalの日本公式オンラインストアや、楽天、アマゾンなどでも取り扱いがあります。
ただ、海外サイトだと割引されている商品もあり、安く手に入れたいなら海外サイトで購入することも手かなと思います。
takaも実際にはRunnerinn.comという海外サイトで、送料含めて2万円近くで購入しています。
注文してから到着まで2~3週間かかることや、サイトが日本語ではないので翻訳する必要があったりと、デメリットはありますが、安く手に入れたいなら検討してみても良いかもしれません。
まとめ
今回はNnormalのTomir2.0をご紹介しました。
トレイルランニング界では徐々に知名度が上がってきている注目ブランド「Nnomal」の中で、一番ベーシックで万人が履きやすいモデルです。
Nnormalのシューズを履いてみたいという方は、ぜひ手に取ってみてほしいと思います。

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